生まれた時から続く二人のリズムが2XKOで花開く2WINz Japan Knockout直前インタビュー 【TAIYORO INTERVIEW】
双子として同じ時間を生きてきた2WINzにとって、デュオ格闘ゲームという舞台は特別な意味を持つ。日々積み上げてきた呼吸やリズムがそのまま競技力に変わり、短期間での無敗街道へとつながった。2XKOという新しいゲームが生んだ戦い方の中で、二人はどんな強さと手応えを感じているのか。
2025-11-20 17:30
自己紹介をお願いいたします
トシ;2WINzのトシ(兄)とハル(弟)です。双子で、今大学生です。TwitchやYoutubeで2XKOの配信をしています。
配信活動を始めたのは2XKOのベータ版が出た一週間後なので約2ヶ月ぐらいです。
一緒に住んでいるのですが、気づけば毎日やっていて2XKO中心の生活になっています。笑
2XKOを始めたきっかけ
トシ:元々ストリートファイター6やギルティギアなど、他の格ゲーなどもやって二人で対戦なんかをしていましたが、この時はまだ格闘ゲームを競技的には取り組んでいませんでした。
2XKOはSNSでProject Lとして情報が出た際に、デュオでプレイできるゲームだと知ってものすごいシンパシーを感じたんですよね。
ハル:それからもうこのゲームに全てをかけようって一年前に思ってたのでやるからには配信もするよねと。
トシ:それから大学も休学してもうほぼ毎日2XKOをやってます。なので本当にこのゲームを始めたきっかけは競技としてやるっていうのが前提だったんですよ。
ハル:なのでProject Lとして発表された時はRiotさん絶対このゲーム出してくれ!って思ってました。笑

INVATE 2XKO APAC Cup優勝のお気持ち、賞金の使い道など
トシ:順当にいけば優勝できるぞって思ってたんですよね。 トップ16までは順調で、トップ8でかなり危なかったんですよ。動きが悪くてこれ大丈夫かなってなってたんですけどなんとか。
ハル:続いてったよね、 トップ8行ってからも初戦一本先に取られてもう「やべえわ、負ける」みたいな感じだったんです。
気持ち的にはもうこれやっちゃったなって感じだったんですけどなんとか勝ちました。
トシ:切り替えるために励まし合うよね。試合中は声掛けしあって、失敗しても大丈夫大丈夫いけるいけるって。
ハル:気持ちだね、気持ちのゲーム。
トシ:優勝した時はやってやったぞって気持ちになりました。 僕たちの中ではデュオで優勝したことの方がやっぱり自分たちの中で大きいですね。
ハル:賞金は自分たちが中学ぐらいからずっと使っている椅子があるんですが、もう結構古くてギコギコなるし椅子が傾いてしまってるのでちゃんとした椅子にアップグレードしたいです。
2WINzさんにとって思う2XKOの楽しみ方、2XKOのどんな部分に一番魅力を感じていますか?
ハル:一人でやっても本当に面白いゲームなんですけど、やっぱり誰かを見つけてデュオでやって欲しいなと思いますね。こんな楽しいゲームはないと思います。
トシ:今までやったゲームの中で一番楽しいですね。あと無料なのはやっぱり敷居が低くて触りやすいですし、コマンドがないので本当に初心者は始めやすいかなと思います。
ハル:パルスもありますしね。
トシ:そうそう、パルスシステムっていうボタンを連打するだけでコンボができるモードもあります。
キャラクターの操作性が非常に良くて、格ゲー特有の入れたつもりのない入力が入っちゃうとかが全然ないのでキャラクターを動かしやすい格ゲーだな思っていて。
キャラクターもLeague of Legendsに登場するキャラクターですし魅力的だなと思います。

2XKOディベロッパーShaun Riveraとマッチした際の気持ち、その後TGSで再会した時の思い出など
トシ:Shaunさんと当たった時は最初は本物かなって感じでしたね。
Unconkableっていう名前でやってることは事前に知っていて、ちょうどTGSのタイミングだったのでアジアサーバーでプレイしている可能性はあるなと思ってたんですよね。
ハル:ちょうどプレイしてたのでみてみようってなって、あまりにもうますぎたのでこれは絶対そうだってなって対戦を申し込んで。
トシ:確かそれで最初は負けたんだよね。2-1とかで負けたんですが、ちょうどそのタイミングでtwitchでSupernoonさんのレイドもあったおかげですごい配信上でも盛り上がってました。
ハル:同日にまたランクで当たってリベンジチャンスをもらって、そしたら配信の方にShaunさんもきてくださって嬉しかったですね。
トシ:ちょうどTGSも新キャラ試遊があるかもって思っていたので行く予定で。他のブース脇目も振らずに2XKOに直行してShaunさんにお会いしました。
実は最近も、Shaunさんが日本にきていたみたいでまたカジュアルでマッチングして2、30戦ぐらいやりました。笑
2XKOの“2人連携”で意識していることや、普段から練習しているポイントは?
トシ:一人で2キャラ扱うのって結構難しいんですよ。セットプレーやるにしても手元が忙しくて、このボタン押したら交代してすぐまたこのボタン押してっていう動きが二人でやるとマジで簡単なんです。
ハル:完全に手わけなんですよね。
トシ:なので、セットプレーの精度はすごい大事にしていて、確実にこなすっていうのは意識してます。
練習するときはまずそれぞれのキャラでコンボ練習をして、あったまったなと思ったら合流。それから相手のガードの上から固めるセットプレーを練習したりします。
このセットプレー練習しようっていう時もあれば、エコースタートで触ってからのセットプレーを練習したり、ヤスオが相手にガードさせた時のセットプレーをやろうとかを交互に。
ハル:それこそ二人の息が合わないといけないですし、脳内が共有できていないといけなくて。
この時にはこれをやるぞっていうのを同時に一緒に認識していないといけないので数が大事になってきます。
実際対戦中欲張っちゃいませんか?
トシ・ハル:欲張ります。笑
ハル:絶対交代した方がいいのにやりたいから続けちゃうこととかありますね。
トシ:お互いゲームしたくてやってますからね! 練習の時はちゃんと交代するんですけどね。実戦になるとつい。笑
どっちの方が強いですか?
トシ:どっちなんだろう。
ハル:普段連携の練習を特に重点的にやってるので二人で対戦とかはしたことなくて、特に今は大会が立て込んでいるので一人で練習する時間が全然取れないので、落ち着いたらやりたいですけどね。
トシ:僕はあんまりやりたくないです。笑

初心者が2XKOを始めるときに「まずこれを意識すると上達が早い」というアドバイスは?
トシ:やっぱ自分の使いたいキャラクター2キャラの強い動きとか強い技、何をしたら何が出るかっていうのをちゃんと理解する。
強みの理解はとても大事だと思っていて、そうすることで対戦中に何をすればいいか迷いにくくなると思うんですよ。
このキャラはこのボタン押しとけばとりあえずいいよねみたいなのが結構あるので、対戦中にそれをいっぱい使って行ってこの状況ではいいんだなとかこの状況ではやめた方がいいんだなっていうのを学んで行くのが一番早いんじゃないかなと思います。
デュオの場合は一緒に暮らしましょう。笑
ハル:ともに生活。笑
やっぱりデュオでやる時ソロより難しいのはアシストなんですよ。
表に出てるキャラクターの意図しないタイミングでアシストが飛んでくるのでそのタイミングを合わせるのが一番難しいです。
なのでデュオでやるんだったらそのアシストを飛ばすタイミングを確認しておくのは大事だと思います。
トシ:確かにデュオで一番大事なことかもしれないな。

2WINzが今後2XKOで挑戦したい企画やコラボ、やってみたいコンテンツはありますか?
トシ:2XKOの大会がやりたいです。デュオ限定大会とか。
ハル:他の格ゲープロの方にやってもらいたいので、そういう手伝いができたらいいですよね。
今の2XKOシーンやFIRST IMPACTプログラムについて、選手・インフルエンサーの立場からどう捉えていますか?
トシ:早期アクセスの段階でこれだけの賞金プールが用意された大会が20近くあるのはすごいことですよ。
さすがはRiot Gamesさんだなと思うと同時に競技シーンに今後どのような展開がくるのか楽しみです。
ハル:コミュニティの方は、JPKOにも出場するいこあんさんやHazenさんなども結構配信にきて対戦とか、仲良くさせていただいてます。
トシ:大会が落ち着いたらもっと対戦会などのイベントにも参加したいです。

現状負けなしですがJPKO本選への意気込みをお聞かせください
トシ:今の所でた大会全優勝は一応していて、まだ負けたことはないんですよね。
ハル:そう、ウィナーズ側でずっと勝ち進んでます。
トシ:APAC Cup優勝したってこともあるので、
ハル:ここで負けるわけにはいかない。
トシ:なんですけど直前で調整が入ったことが・・・・。主要キャラがもろに影響しているんですよ。
ハル:ゲーム自体はめちゃくちゃやってるので自信はあるんですけど。調整からあまり時間がないので、今後の変更だったり、色々と見直すところがあるのでそれをどれだけ詰めきれるか頑張りたいと思っています。気合いです。
トシ:気合い。気合いです。
今後の動向を教えてください
ハル:まずはJPKOの大会を。
トシ:そして今後もRiot Gamesさんで企画される大会も色々出てくると思うのでそういったイベントにどんどん参加しつつ、初心者の方や続けている人にもわかりやすく情報発信しつつ持ち上げていけるようにしていきたいですね。
ハル:もっとそういう活動をしていきたいですね。

2WINzの公式アカウント
取材: TAIYORO編集部
