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観戦者視点で魅せる:HR7が届けるVALORANT大会シーンを更に楽しむ秘訣 TAIYORO INTERVIEW

2024-12-18
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このコーナーではゲームコミュニティをまとめ上げる旗振り役やインフルエンサーの人物像とその熱意を取り上げ、TAIYOROを通して読者の新たなゲームコミュニティの発見を目指すインタビューを掲載しています。

今回はYOUTUBEチャンネル登録者数2万人越え、HR7さんがメディアとして活動するきっかけとなった話やVALORANT大会シーンの楽しみ方について伺いました。

簡単に自己紹介をお願いいたします

HR7と申します。普段はVALORANTをメインにXとYoutubeチャンネルのHR7 esports TVを軸におきつつ、他のメディアさんの依頼を受けて選手にインタビューをしたり。海外のイベントの現地取材やRed Bullさんの番組に出演などメディアの何でも屋的なことをやっています。いろんなお仕事募集してます。

メディアを始めたきっかけ

実はメディアをやろうと思って始めたわけじゃなくて、気づいたらなっていたという方が正しくて。 活動の原点でいうと元々ZETA DIVISIONがめちゃめちゃ好きで、好きになった理由が当時凝った映像を出すesportsがながないなか、ZETAはすごいかっこいいPVとか加入ムービーとか作ってたんです。

その映像を作ってる石垣さんというクリエイターさんがとても好きで。 THE XQQ AND CROW SHOWっていうポッドキャスト番組の第13回で石垣さんが出演していた際に、彼の原点が大会ハイライトを作っていたことだとおっしゃっていて、番組の中で「VALORANTにもそういうのがあったらいいね」って言ってたのを聞いて自分がやってみようと始めるきっかけになりました。

そこからYoutubeでVALORANTでハイライトをずっと作っていたのですが、大会ハイライト作るのって結構大変で。 コロナがあけたり自分の環境が変わったことによって続けるのが厳しくなってしまったのですが、何かしらの活動は続けていきたいと思って今のメディアの形に落ち着いたという流れです。

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ゲームとの関わりとVALORANTに絞っている理由

元々他のゲームもやってたんですよ。それこそレインボーシックスシージをコンシューマー機でプレイしていてそこから大会シーンを見るようになったんですよね。僕はふり〜ださんの熱い実況が大好きだったので結構ハマって見ていました。

VALORANTはプレイするよりも先に大会シーンを見るようになって、それからゲーミングPCを手に入れて遊ぶようになりました。

今VALORANTをメインに発信している理由として、純粋にゲームが好きなのもあるのですが、esportsって一言にいえどゲームジャンルも様々ですしゲームタイトル一個跨ぐだけでも別世界になってしまうのでそのコミュニティへのアプローチも含めてHR7一人でやっていくには複数のタイトルを扱うのは結構難しいなと考えています。

実は過去にLoL関連の動画で初心者向け動画をいくつか作ったりもしていて、一番再生されてるのはEviさんが海外進出してHeriticsに所属することに関する動画だったんですが、やっぱりターゲット層が違うので難しかったですね。

HR7さんはメディアという側面を持ちながら観戦者視点のインフルエンサーのような形でコミュニティに知られているのって結構珍しいと思うのですがきっかけとかありますか?

確かにそうですね、あんまり考えたことなかったのですがメディアの看板を背負うよりも自分が看板になってますね。いつからこうなったんだろう。笑

僕の中でコミュニティに知ってもらえたなと思ったきっかけが3回あって、一つ目が「ZETA DIVISION、世界ベスト3への軌跡」というVCT Masters Reykjavík2022のハイライトを前編後編にカッコよく編集した動画です。

当時ものすごくバズったというか評判がよくて、今でも大会会場とかにいくと「あの動画が好きです」と声かけてもらえたりします。本当はチームや選手の実力の上で成り立っている動画なので自慢できることでもないのですが、HR7として知られたきっかけではあります。

2つ目がYOUTUBEチャンネルSIGNATERの現地リポーターとしてRIOT GAMESの協力のもと韓国で開催されたVCT 2023 PACIFIC LEAGUEに取材に行ったことです。ハイライト屋から現地取材する人物として印象が加わりました。

3つ目がVALORANT Champions 2023の現地取材メディアとしてLAでリポートをしたことでさらにいろんな人に知られたと思っています。

メディアでいうと記事媒体が多いですが、そちらに展開する予定はありますか?あるいは他の発信方法はありますか?

今のところはないです。というのもウェブサイト立ち上げるとかそういう知識がなくて。笑

当時大学生の自分が情報発信するとしたら手っ取り早く始めやすかったのが動画媒体だったんですよね。実はTik Tokがあったり、HR7のラジオとかやってたりもしてました。

本当はウォッチパーティとかやりたいんですけどできる人が限られているので、逆に配信しない試合結果を一緒に追うライブ配信をやったりしてます。

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VALORANT大会シーンについてどういう魅力を感じますか?

国内外問わず選手の個性がとにかく豊かですね。試合中や試合外のインタビューやコンテンツでいろんなところでそれが現れてると感じます。そしてファンがサポートする、いわゆる「推し文化」も特徴的だと思います。 VALORANTでは二つ名を持ってる選手も多いので、選手の特徴もわかりやすいと思います。

Valorant esportsの見どころ、押さえておきたいポイント

ゲームプレイの話でいうと一番最初にとっつきやすいのはスーパープレイですね。

初心者にとっては例えば連続キルだったり、一人で複数人倒すとか、爆弾解除のアプローチや奇想天外なスキルの入れ方をするなどVALORANTは割とスーパープレイがわかりやすい方だと思うのでまずはそこを楽しむのがいいのかなと思います。実況解説がそういう瞬間をわかりやすく説明してくれたりするのでどこがスーパープレイなのかわかりやすいんじゃないかなと思います。

ある程度見てる方はミニマップを見ると、仲間の立ち位置や連携の瞬間が見えたりするのでさらに観戦が面白くなると思います。

まず世界大会を押さえて見ると全体の流れが見えてくると思います。時折フォーマットが変わったりしますが、VALORANTはMasters二回、Champions一回と世界大会が合計三回あってChampionsがVALORANTの中で一番大きな世界大会になるので一番レベルが高くて観戦すると面白い大会だと思います。

できればVALORANTの大会シーンを一年通して見てもらうと流れがわかるので間違いないと思います。笑 それがどうしても難しいという人や、今の事情を知りたいという人はまとめ動画や解説動画を公開してるのでぜひHR7 esports TVを見てください!!

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どんな機材を使ってますか?

今日初めの一機を持ってきました!一番最初に使っていたSONYのα6400です。最初は35ミリぐらいの単焦点レンズを使って動画とか写真をとっていました。手ブレとかがひどいのでクレーン3というジンバルに載せて使ってました。今は同じくSONYのFX30という動画に強いカメラを使っていて、α6400は写真専用機として使っています。

SONY製品は本当にアタッチメントのバリエーションが豊富なのが気に入ってます。 マイクは主にワイヤレスマイクを使っています。実はめちゃくちゃコンパクトなのに高音質なSONYの集音マイクを使ってたのですが落として無くしてしまって、すごくショックでした。

ちなみにFX30にした理由とか語ってもいいですか? 実は前述したZETAの石垣さんがFX3なんですよ。本当はそっちが欲しかったんですが、それは結構高価で手が届かなかったのでFX30にしました。ゼタガキならぬ、イシガキです。

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TAIYOROを知ったきっかけ・HR7さんがどのように活用しているか(使ったことがない場合どのように活用するか)教えてください

清川さんがLJL出演しないことになった際に、この先どうなるんだろうと思って清川さんを追ってたらTAIYORO TVで「皆さ〜んTAIYORO!」って言ってたのを見て知りました。笑

TAIYORO TVでいろんな大会の情報が追えるのもあるのですが、ウェブサイトのカレンダーでいろんな大会の情報をまとめているので、スケジュールが追いやすいウェブサイトだと思っています。

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HR7さんの今後の動向を教えてください。

今後も国内のVALORANTの大会の取材を積極的にしていきたいです。仕事の都合があるので海外は厳しいこともあるかもしれないですが、機会があれば取材はこれからも続けていきたいと思っています。

今、朝起きたら台本書いて動画撮って、編集してアップロードしてから出社するというルーティンなのですが動画は今後Youtubeショートをメインに力を入れていきたいと考えています。

HR7 Youtube X

撮影・取材 TAIYORO編集部