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クールなクリプトの裏側に秘めたる情熱!コスプレイヤー・にのんさんが語るAPEX愛! TAIYORO INTERVIEW

2025-03-28
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APEX Legends界隈を熱狂させるクリプトのコスプレイヤー・にのんさん。完璧な再現度とクリプトへの深い愛情は、多くのファンを魅了し続けています。今回は、にのんさん初の独占インタビュー!

自己紹介

こんにちは!APEX Legendsのクリプトを中心にコスプレ活動をしている、にのんさんです。一応『さん』までが名前なので「さかなクン」とか「きんにくん」みたいに強制的に名前に入れてさん付けしてもらおうという魂胆で。ぜひみなさん『さん』まで入れて覚えてください! APEXの公式の表彰状では『にのん』なんですよね。笑 みなさんに一番知られている活動はコスプレだと思うんですけど、実はコスプレ歴自体は三年と結構短くて他のAPEXレジェンズたちの中で圧倒的に回数が一番少ないと思います。

一番知られているクリプト以外だとストリートファイターのジェイミー、ポケモンのペパーくん、ワンピースのMr. 5とバギーをやりました。 ソロモンスタジオのメンバーとして仲間に入れていただいているのですが、実は大佐ソロモンの大佐 (ソロモンの大佐氏) やきょへ (きょへ氏) に比べると圧倒的にコスプレの数や回数が少ないので、本当コスプレイヤーと名乗っていいのかなと悩みつついろんな人に支えられてここまできたにのんさんです。

全ての原点、コスプレを始めたきっかけ

姉の 六 (六氏) がコスプレイヤーで、衣装の制作過程を見たり、マネキン係をやったりして結構身近な存在だったんです。 5年前に姉から「クリプトの撮影をしたいから、あんたのサイズで作るからやってくんない?」って連絡があってやることになったのがきっかけです。 実は当時クリプトの年齢が31歳。僕も31歳で、なんと身長、体重も同じ。アジア顔だし、姉が似合うんじゃない?と。最初は戸惑いましたけど、姉に頼まれたら断れないじゃないですか。笑 それに、クリプトの見た目もクールでカッコよかったので、挑戦してみることにしました。そこから姉が衣装を作ってスタジオ撮影して、その一回きりで終わると思っていたんですよね。 それからSNSでものすごく反響をいただいて、初めてRAGE APEX Legendsで公式レジェンズが集まるっていう話になって、オクタンのコスプレをしているきょへから連絡があってクリプトとしてキャスティングしたいという話をいただくきっかけになりました。

それからソロモンスタジオの方達や他のレイヤーさんと知り合うことで違うキャラのコスプレもしてみたいなと思って趣味でMr. 5やペパーくんをやるきっかけになりました。

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キャラクターの系統がそれぞれ違いますがどのような基準で選んでますか?

クリプトをやったあとにもっと表情を崩したいなと思ったんですよね。笑 クリプトをやってる時に本当にちょっとでも笑っちゃうとクリプトっぽくなくなっちゃうんですよ。 だからいっつも不機嫌な顔してやってるので違うキャラでもっと顔面ぐしゃぐしゃにしたいというか。 クリプトやってる時ってほぼしゃべることがないので他のキャラクターで参加してお話しとかするとクリプトの時とイメージが違って「思ってたのとちゃうな〜」って言われることはありますね。笑

ゲームを始めるきっかけとAPEX Legendsとの出会い

それまでバトロワ系のゲームはほとんどプレイしたことがなかったんですが、APEX Legendsを始めたのはシーズン4から、レヴナントが実装された頃ですね。実はこれも姉に「面白いよ〜」って言われたのがきっかけです。始めは「なんだこの難しさは!」ってなったんですがAPEX Legendsの奥深さに魅了され、瞬く間にはまっちゃいました。 両親もゲームが大好きで、ずっと家で誰かがゲームしてるような環境で育って。FPSやMOBA、格ゲーなんかも好きで、昔はギルティギアとかブレイブルーとかARC系列の格ゲーやってたんですけど、CRカップで関優太さんをみてストリートファイター6を始めました。ギルティギアとかはコンボが簡単なのに比べてストは目押しじゃないですか。どうしても昔から苦手意識があったんですけどやってみると意外と楽しくてそこからのめり込んでます。

公認コスプレイヤーとしてCMへの起用!?FFコラボCM撮影秘話

本当に縁と運のおかげというか。そもそも姉が声をかけてくれたこともそうですが、クリプトというキャラの設定も自分にフィットしていて、本当は当時コロナ禍だったので会社の規定上撮影のために東京いくのを止められてたんですよ。それを押し切って一番最初の撮影ができて。そのアートワークをソロモンスタジオの人たちが見つけてくれたおかげでRAGEのイベントにも縁だし、そもそもソロモンスタジオが家から近かったのもあって二回目、三回目に呼んでいただけたのも運。ラッキーの連続でここまできて、自分のあの写真ひとつだけだったらこんないろんな経験はできなかったと思うんですよ。 大佐ときょへがパブリッシャーのEAの方達とレイヤーの可能性を説いてくれたり、コミュニティの活性化を促進するいろんな活動の上でレイヤーがリアルだぞと好評いただいた実績があって。 そこから実写のウェブCMを作って見ようかって話になったとおもうんです。

そもそもゲームの実写化のCMってみないじゃないですか。かなり異例だと思うんですが、やっぱりレイヤーたちのクオリティだったり、公式のイベントには必ず公認レイヤーたちがいるっていう文化ができてきたおかげなのですが、その背景には大佐やきょへの活動が大きく影響していると感じていました。

FFコラボではたまたまメインキャラクターがクリプトで、そのおかげで僕を選んでいただいたと思っています。

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普段のコスプレとイベントでのコスプレやCMでのコスプレの違いや思い出などはありましたか?

本来コスプレって自分が楽しむものだと思ってるんです。カメコさん(カメラマンのこと)が撮った写真でいいものが撮れたらいいなとか、好きな作品が同じ仲間ができるとか、それをコスプレの醍醐味だと思ってるんです。 イベントでのコスプレになると、自分たちのことを知らない不特定多数の一般人の方もいるわけで、しかも公認レイヤーなのでみにきてくださる人もゲームのマスコットとしてみていると思うんです。 なので某テーマパークの某ネズミになりきろうって話をしてましたね。あのスタンスで出演するべきだと。表に出ている間は素を一切出さずに、キャラクターになりきった動き、歩き方、接し方、表情をし続けようと。 着ている衣装はコスプレかもしれないけど、やっている趣味としてのコスプレとマインドは全然違うというか。自分が楽しむことよりもきたお客さんを楽しませることがメインで、楽しんでいただけているところを見ると僕らも楽しいっていう感じ。一方でどうしたら楽しんでもらえるかっていうのをずっと考えながら立ち振る舞うっていう感じですね。

CMのお話いただいた時の反応は一言で「えっ?」っていう感じでしたね。コスプレ云々よりもそもそもAPEXとFFがコラボするという事実に何よりも驚いてました。EAの野口ショーン (野口ショーン氏)さんが本当に色々実現に向けて動いてらっしゃったと聞いてすごい方だなぁと改めて思いました。しかもその情報ってもはやリークじゃないですか、そんな大事なこと知っちゃっていいのかって、ものすごく責任感を感じましたね。 前述したコスプレの仕方と違ってCM撮影ですから、台本があって、意外とアクションシーンがあったり、手作りの衣装だったのでそもそも激しい動きに対応してないんですよ。それで大佐と、みそちゃん(ono氏) 、OD(OD氏)さんが衣装制作をしてくれてめちゃくちゃ頑丈になりました。 撮影日は東京の某所で撮影するわけなんですが、スタジオが戦隊モノとか撮ってるようなちゃんとしたスタジオで。撮影クルーも黒澤フィルムの方達で、映画とか撮ってる映像会社さんなのでこれはやばいぞと。笑 カメラ機材もみたことない機材とか色々出てきたり、スモーク撮影だし、とにかく雰囲気に圧倒されるというか。我々演技をプロでやってるわけではないんですが、「初心者なんで〜」なんて言ってる場合じゃないと。これだけの人たちが集まっているわけで、NGだしたり「なんかな」ってなるようなクオリティも出すわけにはいかないとたぶ子さん(たぶ子.氏)、KUREHAさん(KUREHA氏)と3人で覚悟しましたね。 スタッフの方も初めてなの知っているので色々と気を遣ってくださって、背景でAPEXのBGM流してくれたり、撮ったもの一緒に確認してフィードバックをいただいたりラフにやっていただいて撮影自体はかなり楽しく行えました。 レイヤーの性質としても写真がメインで、イベントで勝手に動画を撮られるみたいなことはあっても、要望通りの演技をこなすみたいな体験はしたことがなかったのでプロの仕事ぶりに触れて刺激を受けましたね。

ALGS Year 4 - 極寒の札幌に対して熱気で燃え上がった世界大会

「ALGS(APEX Legends Global Series) Year 4に出演できたのは、本当に光栄でした。世界レベルの戦いを目の当たりにして、APEX Legendsの競技シーンの熱量を肌で感じることができましたね。 今まではどちらかというとストリーマーイベントに出演することが多かったので、競技シーンは初めてだったんですよ。 そうすると来場者もお祭りイベントというより競技の方がメインでくる方が多いので、これは腕の見せ所だな感がありましたね。 自分たちを目的にしていない人たちにいかに楽しめるかどうかなので、皆めちゃくちゃ気合い入ってましたね。 当時の関係者のインタビュー記事でも書かれていたことなんですが、ALGSの五日間、大和ハウス プレミストドームをAPEXのテーマパークにしようと。ファンブースが設けられていたり、展望台がミラージュボヤージュになってたり、我々コスプレイヤーとのコーナーなど、そのテーマパークの一部に慣れて非常に光栄なことでした。

レイヤー関係ない話になるんですが、ALGSめちゃくちゃ来場者が多くて。 最近ではAPEXのプレイヤー人口が減ってるとかいいますけど、みてる人はものすごくいるんだなと感じて。 それとバトロワって人数だったり同時に競技してる人数が多いので視点とか結構難しいと思うんですよね。その点、ALGSではものすごくカメラワークのレベルが高くてスイッチングがものすごく巧みに見せられていたり、長年の実況のノウハウがさらにその実況のレベルを押し上げて同時に、観戦者視点のこともよく考えられているおかげでプレイしていなくてもゲームを見やすくしていたりプレイしていなくてもesportsを観戦する、していいっていう敷居が結構下がってきたんじゃないかなって思うんですよ。

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TAIYOROを知ったきっかけ、活用方法

TAIYOROはゲーム友達に教えてもらって、いろんなゲームのイベントがまとまっててものすごく便利だなと思いましたね。 それまではSNSとかみててたまたま流れてきたイベントとかで情報収集してたんですが、TAIYOROがあると意図的にイベントを調べたりできるので自分みたいにAPEX以外のゲームを観戦する人には便利だと思うんですよ。 SNSフォローすると余分な情報まで入ってきちゃったりして、イベントの情報が流れちゃったりするので、追いたいイベントをお気に入りしたりできるのはいいですね。 カスタムまで掲載されてますけどこんな情報までどうやって集めてるんですか!?笑 あとDiscord bot便利ですよね。今までずっとカレンダーに手動でイベントの情報を入れてたんですよ。それがbotのリマインダー機能を使えばイベント開催前日や当日にテキストチャンネルでリマインドしてくれるのでこれもいいですね。

みんな使おう。笑

今後の動向

コスプレに関してはマジで未定で、というか決まってても事前には言えないんですけど。笑 色々ライフイベントも控えている関係で少し活動をセーブする時期になるかもしれませんね。でもその間にやりたいことを貯めておこうかなと。esportsやゲームイベントはこれからも追っていきたいと思っています。 それとモンハン!笑 対戦ゲームとモンハンワイルズも同時に楽しみながらゲームライフを楽しんでいきます。

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にのんさん

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取材

TAIYORO編集部