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わずか1分で設置成功 Team CrueltyのSens速攻セットを解説【SiegeX 戦術#3】

わずか1分で設置成功 Team CrueltyのSens速攻セットを解説【SiegeX 戦術#3】

『Rainbow Six Siege X』は、攻撃側は壁や床を破壊して防衛拠点を攻略し、防衛側は壁の補強や新たな射線の構築によって攻撃を抑える、ユニークなゲームスタイルを持ち合わせています。そのため、トップリーグで活躍するプロ選手たちの試合では、さまざまな戦術が繰り広げられ、その駆け引きが非常に魅力的です。本記事では、その魅力をお伝えしながら解説していきます。

2025-11-27 01:00


第3弾は筆者の推しオペレーターである「Sens」を使ったセットプレイを紹介します。この戦術はNAL所属のTeam Crueltyが使用したセットプレイで、わずか約1分でディフューザー設置まで行い、対戦相手のM80を驚かせたラウンドでした。さらに、設置後のポジションにも注目してほしいセットプレイです。

2F防衛を無視するセットプレー:準備編

対戦相手のM80は「1F スタッフルーム/オープンオフィス」での防衛を選択し、競技シーンで頻繁に見られる「2Fエリアも同時に防衛する戦術」を展開していました。2FではCEOオフィス、証券取引ルーム、用務室などを防衛し、攻撃側による2Fエリア制圧に対して、オーソドックスな守り方を取っていました。

この2Fのエリア取りに対する戦術を採用したM80に対して、Team Crueltyは2Fエリアを無視するセットプレイを選択しました。 Team Crueltyのオペレーター構成はSens, Twitch, Glaz, Hibana, Dokkaebiとなっています。

まずは準備のために防衛箇所のスタッフルーム/オープンオフィスの索敵、ガジェットの破壊を行うことが非常に重要です。エントリータイミングをずらされてしまうと、ディフューザー設置が困難になる可能性が高くなります。

ここで活躍するのがTwitchのショックドローンです。Crueltyはショックドローンを以下のように使い、セットプレイを成功させるための確率を上げていました。

  1. 屋外 裏路地からコピー室へのエントリーを阻害するガジェットの破壊
  2. スクエアからスタッフルームへのエントリーを阻害するガジェットの破壊
  3. 特に下記画像においてスタッフルームにある防弾カメラ*などの破壊

*この防弾カメラはDokkaebiのロジックボムで妨害することも可能

この時、他の選手はセットプレイのための準備を行っています。

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オペレーター役割
Sens地下トンネルからサーバールーム、サーバー階段に移動
Glaz屋外 路地裏からコピー室へエントリー出来るように移動
Hibana屋外広場でNサイドでラぺリングし、スクエア2Fのエリア管理
DokkaebiATMにエントリー

ここまで出来れば、セットプレーを行う準備は完了です。

2F防衛を無視するセットプレー:実践編

流れとしては下記の画像のような形です。この動きを全て同時に行い、ラッシュのようなセットプレイで相手を混乱させます。

この時のそれぞれの役割は以下の通りです。

オペレーター役割
Twitchスクエアからスタッフルームへスモークを焚きながらエントリーし、ディフューザー設置を狙う
Sensサーバー階段からR.O.U.プロジェクターを展開し、Twitchのエントリーと設置をサポート
Glazスモークを展開しつつコピー室へエントリーし、スモール越しにスタッフルームやオープンオフィス内を索敵
Hibana屋外広場のNサイドでラペリングし、スクエア2Fのエリア管理
DokkaebiATMから窓口オフィスや資料室へ侵入し、敵の排除と設置タイミングでロジックボムを発動

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設置後の強力なロック射線

設置後はN側のラぺリングを行っているHibanaの射線が非常に強力です。2Fスクエアへのリテイクを管理するだけでなく、ディフューザー解除をノーリスクではありませんが、画像のように相手からは体を隠した状態で見ることができます。

防衛側はいきなり設置された状況で、短い時間でリテイクしなければなりません。そんな状況において、複数ある窓をケアすることは困難になります。

さらには、この射線一つでスクエア2階を管理することができるので、様々な場面で使える射線となるでしょう。

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まとめ

以上がTeam CrueltyのSensを使ったセットプレイの解説でした。

セオリー通りに2Fを取ることを行わず、緩急の急を使ったプレイでM80を翻弄させたセットプレイでした。Sensを使ったセットプレイは本当に魅力があります。

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  • Navi.
  • 3度の飯よりシージが好き!@Navi63_R6にてシージの競技シーンの情報を中心に発信している。また、2021年からSiegeX情報発信サイトSiegeGamersの編集長として活動をスタート。2024年にはR6SJP Esports Community Arardを受賞。2025年8月からTAIYOROアンバサダーを務める。