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Tokyo Gamers HubのNeuwellさんが語る、ゲームとコミュニティの絆 TAIYORO INTERVIEW

2024-07-03
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このコーナーではゲームコミュニティをまとめ上げる旗振り役やインフルエンサーの人物像とその熱意を取り上げ、TAIYOROを通して読者の新たなゲームコミュニティの発見を目指すインタビューを掲載しています。今回はゲーマーコミュニティTokyo Gamers HubのトップコントリビューターであるNeuwellさんにお話を伺いました。

簡単に自己紹介をお願いいたします

Neuwellと申します。子供のころにスーパーファミコンの星のカービィ スーパーデラックスをきっかけにゲームにハマり、大学時代に友人にCall of Duty Black Ops 2に誘われたことをきっかけに競技系ゲームに興味を持ちました。 元々友達とやることが目的だったのですが次第に勝って楽しいっていう世界があるんだと知り、うまくなりたくて攻略を調べながらプレイヤーを目指しつつも、自分がそこまでうまくなかったので選手ではない形でesportsに携われたらと思いCODや海外ゲームの日本語訳を取り扱うゲームニュースのサイトを立ち上げて記事を書いたりしていました。

今はTokyo Gamers Hub(以降TGH)というオフラインコミュニティの代表をやっていますよね!ニュースポータルからコミュニティに行き着く経緯をぜひ教えてください。

代表という肩書きがあまり好きではないので責任者ですが、トップコントリビューター(最大貢献者)という風に呼んでいます。 実はゲームとは別にクラフトビールにすごくハマり、クラフトビールユーチューバーをやろうと思っていたんですよ。クラフトビールってそんなに飲んでる人多くないなと思って広めたいって思ったんですよね。それで一年ぐらいその活動をしていたのですが、その路線は違うなと思いクローズした時にゲームが見れるビアバーがあったら面白いんじゃないかなというのがきっかけでした。要するにスポーツバーのesports版ですね。 ただ、いきなりお店を開いてもお客さん来ないんじゃないかなと思ったんですね。 だったらお店に先にきてくれる人を集めようと思ってゲーマーで集まる飲み会をやり始めたのがTGHの起源です。 そんな理由でオフラインカルチャーでいくと決めていたので私が拠点としている東京、そしてゲーマーの集い、その場所となるハブを掛け合わせてTokyo Gamers Hubと名付けました。 ゲーマー文化で考えるとオンラインが主のためなぜ地名が入っているのか疑問に思う方もいるかもしれないのですが、コミュニティって近所付き合いから発展して生まれるんじゃないかと思っているので人間側から考えると自然かなと。もちろん東京の人じゃなくてもご参加いただけます。笑

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現在のTGHではどのような活動を行っているか教えてください

現在は月1でゲーマーゆる呑みみたいなことをやっています。そこでは今やってるゲームを共有したり、一緒にこのゲームやろうよとかゲーマーが集まって消化したい話をする感じの集まりですね。 単純にそれだけなんですけど、その飲み会の中で起きた話をきっかけにさらにイベントを開いたりすることに発展していったイベントがコミュフェスというイベントです。

コミュフェスについて教えてください

月一の飲み会によくきてくれるコスプレイヤーの子がいて、その子がコスプレをしながらゲームができたら楽しそうと話していたのを聞いて、そんなイベントがあったら多くの人と楽しみをシェアできそうだなと思って人集めて開催したのが最初のコミュフェスという感じでした。 第一回目はOverwatch2で開催したのですが2回目はLeague of Legendsだったんですが、それも飲み会の中でLoLが大好きな方がいたことがきっかけでLoL好きを集めて開催するという話に発展していきました。なのでその飲み会自体がいろんなイベントの種になっているような感じで、雑談の力ですね。

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ちなみにDiscordコミュニティもありますよね。そちらはどのように使われているのでしょうか?

はい、イベントの告知などの連絡ツールとして活用するならやっぱりゲーマーにとってはDiscordだと思うのですが、そのほかにDiscordがあることによってイベントに参加してくれた人たちが入ってくれることによってコミュニティが可視化されたり、イベントにきてくれる人、興味がある人、悲しいかな離れていった人などが見えてくるのでオフラインイベントが主体であるTGHのコミュニティの実態をより把握しやすくしてくれていると感じています。

ところでコミュフェスという名前はどのように思いつきましたか?

実はあんまり深く考えてなかったんです。笑 コミュフェスは単発でやろうと思っていたイベントだったんですが、初回がOverwatch2だったためゲーム会社の規約上コミュニティイベントには「コミュニティ」という単語を入れることが必要だったんですよ。なのでその制約のなかで考えた時に競技イベントではないし、自分がお祭り好きなのもあってワイワイやるんだったら「フェスティバル」「フェスタ」っていう言葉をさす「フェス」をつけたらいいんじゃないかと思いコミュフェス (ゲーマーコミュニティフェス) になりました。

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イベンター、コミュニティマネージャーとして活動するようになったきっかけを教えてください

根源的にはみんなで何かを作るっていうのが好きだと思うんですよ。お祭りもですけど身近なところで言うと文化祭とか、中学生の時は台本書いたりして映画撮ったり。それと誰かがやりたいと思っていることの手伝いができたらいいなあという気持ちもあって。引っ張る存在というよりはみんなを持ち上げるっていう役割をやりたいんですよね。あとはみんなでもっと面白いことをやりたいという気持ちもあって、例えば文化祭も3、4人が主体的に決めて動いてるっていうのがほとんどだと思うんですけど、それが勿体無いなと思っていて。一回やってみることで何かやるハードルって下がると思うのでぜひ自分が一緒に何かやることで誰かの主体性も一緒に育んで成長したいと思っています。 ぜひうちのイベントも足を運んで参加していただくだけじゃなくてこんなイベントやりたいとか、TGHを一緒にやりたいと思ってくださったら声をかけて欲しいです。

オフラインのコミュニティイベントに参加する醍醐味を教えてください

質問の意図に沿っているかは怪しいのですが、実はコミュフェスが開催されているゲームって結構VCやチャットが荒れているゲームなんですよね。でも例えばオンラインで出会った人ってムカついたりすることがあってもリアルで会うと思ったよりもめっちゃいい人じゃんってなることとかもあったりして。もちろん競技としてではなく遊ぶ場所として開催しているイベントなのでそもそもそういったトキシック性が出にくい環境ではあるのですが、万が一喧嘩したとしても仲直りしやすい空間でもあるんですよね。オンラインだとマッチ終了の直前に荒れたコミュニケーションになることも起きますけどその人を追いかけることも仲直りすることもできないっていう状況を生んでると思います。 先ほども主体性について少し話したのですが、自分から話しかけて仲良くなるとか、歩み寄って謝るっていうことができることもオフラインイベントで経験していけることだと思うので一過性じゃなくて長い繋がりになる場所ってオフラインならではの醍醐味だと思うんですよね。 あと、うちのイベントに至っては配信などもやってないんですよね。本当に足を運んできてみないとわからない空気感だったり体験だったりするので、そういうのを体感できる場所にしていきたいですね。それにオフラインだと友達が増えます。一回参加しただけでそのイベントをきっかけにこれから長く遊ぶ友達ができたりするわけですよ。「その日が楽しい」じゃなくて「その日から楽しい」に変わる経験ができるのも他にはない良さですよね。

TAIYOROを知ったきっかけ・Neuwellさんがどのように活用しているか教えてください

TAIYOROはゲーマー関連のイベントで話した人に教えてもらったのがきっかけで知りました。 結構たくさんのイベントをカレンダーで網羅しているので、土曜の朝とかに今日ちょっと時間あるなって思った時にTAIYOROをみたらオフラインイベントがあったりしたときに顔を出してみるとか、休みの日にベッドの上で開いてちょうどやってるイベントの配信みたりとかしてます。

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Neuwellさんの今後の動向を教えてください。

現在TGHでのゆる飲みについては月1ですが、もっとたくさんの人に参加していただいて頻度を高めていけたらなと思っています。またチーム制のゲームが好きなのでそういったゲームでオフ文化を作っていけたらなと思っていたり、格ゲーのゲーセン文化を参考にして何かできたらなと思っています。

直近でイベントの予定はありますか?

コミュフェスLoLを7月21日に開催します! 個人参加型でランク別のチームが組まれサモナーズリフトで対戦する企画マッチやLeague of Legendsを自由に楽しめるフリーエリアの設置など数十台のゲーミングPCが並ぶオフライン会場で開催します。 前回は約80名がオフライン会場に集まり、企画マッチのサモリフやフリーエリアでオンラインマッチをプレイしたり、ランダムミッドを楽しんだりしました。またコスプレでイベントに参加するプレイヤーもいるためLeague of Legendsの世界感の中で一緒に記念撮影などでも楽しむことができたりします。ひとりでの参加が多いですが、会を重ねるごとにフレンドが増えていくようなコミュニティの形成にも期待しています。実際にコミュフェスLoLで知り合った人とイベント後も一緒にゲームプレイしたり、次回のコミュフェスLoLへ一緒に参加するとの声も聞いています。自分の好きなゲームを同じように好きな人が集まる最高の機会なのでぜひ来てみて欲しいです!

コミュフェスLoLの詳細はこちら

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撮影・取材 TAIYORO編集部