R6Sコミュニティを牽引するSiegeGamersのNavi.さんに迫る TAIYORO INTERVIEW
このコーナーではゲームコミュニティをまとめ上げる旗振り役やインフルエンサーの人物像とその熱意を取り上げ、TAIYOROを通して読者の新たなゲームコミュニティの発見を目指すインタビューを掲載しています。今回はレインボーシックスシージ情報サイトを運営しているSiegeGamersさんにお話をお伺いしました。
簡単に自己紹介をお願いいたします
SiegeGamers ライターのNavi.です。レインボーシックスシージ(以降R6S)が好きでR6Sの大会結果や選手分析をXに投稿をしています。また、ライターとしてSiegeGamersのライターとして立ち上げメンバーとして参加しました。 元々Navi.のSNSアカウントでRJLの日程を載せたり、大会に関する情報を掲載していたところSiegeGamersを立ち上げたシエラさんに声をかけていただき、2019年、20年あたりから記事を書くようになりました。
SiegeGamersについてどのような活動を行っているか教えてください
SiegeGamersでは現在私、たもさん、骨なしチキンさんの3名で記事を執筆してます。 主にR6Sのゲームに関する情報を発信しており、その他R6Sのesportsシーンに関する記事を掲載しています。 直近では初心者向けの記事やランクマップ解説に力を入れていて、本当にR6Sに関する内容であれば幅広く取り扱うウェブサイトを運営しています。SNSはXがメインですが最新記事のアナウンスや、パッチノートなどが更新されればいち早く翻訳を行い共有しています。
日本公式かというぐらいコンテンツの充実度と情報のリリーススピードが早いですね!
はい、元々他の情報サイトよりも早く情報を公開していくことがSiegeGamersの一番のミッションで立ち上げましたので、そこは変わらず今も最優先事項です。
ライターだけでなくアナリストのようなポジショニングで有名ですが、Navi.さんがR6Sを中心に活動を始めた経緯を教えてください
元々R6Sを始めたきっかけとしては高校時代にR6Sを同級生と始めたことでした。それもちょうど5人いたので学校から帰ってフルパで朝の5時まで遊んで、眠い目を擦りながら学校行って部活してテロハンして・・・・とそんな生活を送ってました。 最初はゲームプレイだけが中心だったのですが、次第にみんなでesportsシーンを追いかけるようになり、ゲーム中VCを繋いで遊びながらみんなで大会配信をみて盛り上がったりしていました。そのタイミングがちょうど野良連合が『Six Invitational 2019』で世界四位になった時で、ものすごい友達の中で盛り上がっていたのを覚えています。 そこから2020年の11月頃から個人アカウントでR6S Japan Leagueの日程を投稿し初めて、意外と反響が良かったので「この情報みんな欲しいんだなぁ」と思い専用のアカウントを立ち上げ精力的にesportsシーンのアップデートを行っていました。活動を続けている中でその試合で誰が出たのか、誰が活躍したのか、どういう成績だったのかなど細かく知りたい情報もあったのでそういったレーティング情報なども他のR6S情報サイトに掲載されていない内容を自分なりに調べて発信していきました。
ちなみにオフラインイベントとかも結構行かれてたんですか?
ちょうど自分が競技シーンに関心を持っていた時にコロナが流行ってしまってオフラインイベントがなかったんですよ。しかも当時はそもそもesportsをみにいくという文化がなかったので、オンラインで大会配信をみて追っていくのが当たり前だったんですよね。そこで初めてオフラインイベントに行った際には選手も観戦者も熱量がすごくて、終わった後はロスになったりもしますし、やっぱオフラインはいいですね。もっとオフラインイベントの機会が増えたらいいなと思います。
※テロハン・・・テロリストハント。R6SではCPUを相手にテロリストを殲滅するモード。現在は同モードはプレイできなくなっている。
※フルパ・・・フルパーティ。1チームに必要な人数全員が知り合いであること。
デスクマットはFUTAROKUさんの 限定コラボ 「IANA IN JAPAN」デスクマット
R6Sのesportsシーンについて国内と国外で教えてください
国内はまず2024年のシーズンは4チームが新しく入ってきてそこの勢力図がどうなるのかが楽しみにしているポイントですね!その中でもVITEがトップ2で進出したのはSiegeGamersとしても驚きのポイントですね。試合内容も面白い試合で久しぶりにワクワクするような試合が見れたかなと思いました。 SCARZもPyonさんが抜けて今後の展開に注目しています。CAGもガラッと変わって、というかほとんどの選手が入れ替わってどうなっていくんだろうと、変革の時期ですね。
国外でいうとNAでは Beastcoastがメジャー初進出、ブラジルからはE1 sportsが参加していることも新しい顔ぶれが世界で見れるのが楽しみですね。 EUでは自分が推しているFNATICのLeonGidsが注目選手だったりと。
R6S全体の競技シーンとしては過密日程じゃなくなったので、結構みてる側としても余裕持ってみれるのが良いポイントですし、ガラッと変わった今だからこそR6Sの競技シーンに入りやすいかなと思います。R6Sの醍醐味はやっぱり戦術の奥深さなので、ぜひこれからみられる方は日本実況者がわかりやすく解説しているので国内シーンからみていただきたいです。
Siegeのesportsシーンの歴史に残る出来事を教えてください
国内では全体の歴史としては野良連合一強からCAG、そしてSCARZっていう流れなんですが、どのチームも国内国外で活躍してるのは歴史に名を刻んでるという意味では当てはまるんじゃないでしょうか。衝撃的瞬間としてはRainbow Six Japan Championship 2021のCAG対USGで、下馬評もCAGの勝利以外あり得ないと言われていたところでUSGが逆転勝利して見事2代目王者となったのは大きな出来事でしたね。
国外だと昨年のSix Invitational 2024でブラジルチームのw7m esportsが同国チームFaze Clanを下し、優勝したことですかね。またG2のFabianやPenguの活躍はかなり大きな貢献だったのではないでしょうか。
今年過去最高を誇るAUを達成いたしましたが、日本コミュニティを牽引するメディアとしてどのように受け止めていますか?
率直にいうとピーク時の時間帯を見ると海外の人気が伸びているんですよね。海外配信者のJynxziがトレンド入りしたこと一つの要因ですが、サイト周りのアップデートでACOGサイトが復活したのが大きなきっかけだと思うんですよね。 日本はまだまだその波に乗れてないのかなという感じは否めないですが、今のゲーム業界は正直ストリーマーの力でトレンドが変わるのでR6Sをやってくれるストリーマーが増えると日本プレーヤーも増えていくのかなと思っています。ストリーマーといえば最近R6Sの配信で伸びて生きている鳴門菊さん、Baikinmenさん、IGさんや公式キャスターのみなさんも結構配信をしているのでぜひチェックしてみてほしいですね。
TシャツはFUTAROKUさんの ELA:オペレーターTシャツ
TAIYOROとの接点・SiegeGamersさんではどのように活用しているか教えてください
元々ホームページにR6Sのイベントカレンダーを設置したいと思っていて、運営チーム内でも話し合っていたんですよね。そう思っていたタイミングでTAIYORO編集部の方からイベントカレンダーをウェブサイトに埋め込みするご提案をいただいたのがきっかけでした。またイベントカレンダーを反映できるDiscord botをTAIYOROさんが提供しているので、ライター専用のDiscordサーバーに導入していち早く大会情報を収集するのに活用させていただいています。またTAIYOROのイベントページにも記事を掲載する機能があるので、大会情報やまとめなどの外部掲載先にしています。
SiegeGamersさんの今後の動向を教えてください
基本的に方針は変わらず、ゲームに特化した記事を発信していくことにはなりますが、やはり新規参入した方がゲームプレイの手立てとなるような記事でしたり、競技シーンに対してもメディアとしてチームへの取材を増やしたりと色々踏み込んでいきたいなと考えています。
Navi. Twitter
商品提供 FUTAROKU
撮影・取材 TAIYORO編集部